炎電流

今日は自宅サーバの入れ替えをしようと思って、新サーバマシンにLinuxをインストールしていたのですが
S.M.A.R.Tが不良セクタが多すぎると警告を出してきました。流石にそんな爆弾を抱えたサーバというのはどうかと思うので、
途中でそれを止めて、気晴らし(気晴らしばっかり?)に炎電流の実験をやってみました。
炎電流ってのは炎の中を電流が流れる、っていう現象のことで、
炎の中ではガスがイオン化しているために、電流が流れるという原理だそうな。
で、実験風景がこんな感じ。

ジャム瓶の中に無水エタノールと燃えるときの芯になるティッシュを軽く捩った物を入れて火を付けます。
電源は単3の乾電池1本の1.5Vで、電池→テスター→電極1(炎)電極2→電池という接続です。
ちなみに電極はこんな感じ。

結局この後ちょっと電極は変えましたが、材質(抵抗の足)は同じですし、長さも大差ありません。
で、実験中。

さて、ここまでやってやっと気付く、
電圧計の位置が間違ってますね、はい。
最初電流を見ようとしたのでこの接続だったのですが、電圧の測定ではこれではいけないですね。
と、いうわけで、1.3MΩの抵抗を回路に挿入して、その両端の電圧を測定しました。
結果としては一応10mV〜80mV程度の電圧を検出できました。
息を吹きかけて炎を大きくすると(ライターで実験するとこれはできませんね)それに比例して抵抗に掛かる電圧も
大きくなりました。
また、炎が消えた状態では電圧は掛かっていないようだったので、実験は成功したと思います。
しかし、炎の検波作用(=ダイオードになる作用)は確認できませんでした(電池を反対にしても流れた)
ググってみるとガスの流れの向きで電子の流れが支配されるため検波作用が起こる、とのことでしたが、
今回の場合、炎がエタノールの緩やかな燃焼であり、そこまでガスの激しい流れが発生していないことと、
電極の配置が炎の進行方向にほぼ直交になっていたために、極性を問わず電流が流れたのかな、と考えました。

おまけ。前回の写真は「Coca-Cola」の文字が切れていたのできちんと合わせて撮影。