ロームは大変な物を作っていきました

半導体メーカーのロームが、CPUなんかの待機電力を0にする技術の開発に成功したそうです。
あんまり普通の人にはなじみのないメーカーですが、
確か様々な分野の特定用途専用ICのシェアが大きかったり、WiiにICが採用されてたりする、
身の回りで何かしらお世話になってるであろうメーカーです。
んで、何が大変かと簡単に説明すると、
CPUなどの計算の途中部分のメモ書きをしておく部分(レジスタ)を
電源を切っても記憶しておくことのできる素子で置き換えられるようにしたそうです。
今までは電源を切ると消えてしまうタイプだったので、
CPUで計算をしていない(待機状態の)時でも、そこにメモ書きが残っているなら
電流を流しておかなければいけなかったところを、
電源を切れるようになったので、消費電力を削減できる、というわけです。
CPUといっても、常にフルで全部が動いてるわけではないので、
うまく使ってない部分に電流を流さない技術が発達すれば、
かなりの消費電力削減が実現できる可能性があるわけです。
たとえば、携帯電話の電池の持ちがよくなるとか、
そういうメリットにもつながるわけです。
とりわけロームはそういう情報機器向けは強いと思うので、
これから注目かなぁと思ったり。