久しぶりに
少し科学ネタを。
非常に面白い仮説が最近発表されたそうです。
それは「古代地球は紫色説」
です。
皆様ご存じの通り、宇宙から地球を見ると地球は陸地の部分は
植物の緑色に見えるので「緑の惑星」
なのですが、
アメリカのメリーランド大学の教授の
「太陽光は緑色が一番強いのに、現在の植物はそれを光合成に利用していないのはなぜか。」
と言う疑問から生まれた仮説だそうです。
現在の植物は、光合成をする時には赤色と青色の光を
利用するそうです。
なので使っていない緑色は反射するので、
植物は緑に見えるわけです。
ここで最初の疑問、
「太陽光は緑色が一番強いのに、現在の植物はそれを光合成に利用していないのはなぜか。」
が出るわけです。
これに対する仮説が
「現在の植物が繁殖する前に、緑色の光を使って光合成する植物的な物がいたのではないか?」
と言うことだそうです。
また、緑色の光を光合成に利用するための物質は
レチノール(ビタミンA)なのですが、
これは現在の植物が光合成に使うクロロフィル(葉緑素)
よりも構造が単純なので、
クロロフィルよりも前に存在した可能性もあるそうです。
なので、緑色の光を使い、赤と青、つまり赤+青=紫を反射する
植物があったのではないかという仮説だそうです。
また、実際に緑色の光を利用して
紫色に見える微生物は存在するそうです。
但し、NASAの学者の人の話によると、
緑色の光が強すぎたために使っていなかったのではないかなど、
まだまだ慎重に考えるべきだそうです。
でも、本当に紫色の地球があったら見てみたい気はする・・