世界のモスク大集合!
スラマッパギ! ついに今回の旅も最終日,クアラルンプール3日目の記事です.
今日はお昼にはクアラルンプール国際空港KLIA2へ向かわないといけないので,急いで観光を開始.
まずはパサー・セニ駅を通り過ぎ,クアラルンプール駅へ.この駅も英領時代の建築です.
どことなくハリー・ポッターの駅のような雰囲気.
クアラルンプール駅の外観はこんな感じ.
こっちはマレーシア鉄道公社の本部ビル.やはりベトナムやタイとはまた違った,イスラム文化の香りがしますね.
そして本日最初の目的地,マレーシア国立モスク「マスジッド・ネガラ」*1に到着.
しかし,到着時刻は午前8時30分.
ムスリムでない観光客が入れるのは9時からということで一旦クアラルンプール駅まで戻り休憩.
その後9時になり入場.
入り口の時計の文字盤がアラビア語なのが印象的でした.
ちなみマスジッドネガラ内は土足厳禁です.タイの寺院と一緒ですね.
こんな風な塔と噴水があったりと非常に広いモスクです.
礼拝堂はこんな感じです.ムスリム以外は中には入れませんが入り口からの撮影は可能です…って,おい!
おっちゃん!いいの?完全にくつろいでるじゃないですかー!
天井の写真を撮っていたんだと思うことにします.はい.
そんなこんなでぐるっと見て回り,マスジッド・ネガラを後に.
お次はおとなりのイスラミック・アート・ミュージアムです.こちらも先生方におすすめされたのでした.
こちらは10時開館だったのでこちらも開館まで少し待ちました.
マスジッド・ネガラで貰ったイスラム教の解説冊子を読んでいたのでさほど退屈しませんでした.
入り口もこのように大変オシャレ.
残念ながら撮影禁止とのことだったので内部の撮影はなし.*2
展示内容としては,各地のモスクの模型がずらっと並んでいました.
各地のモスクの建築様式の特徴がパネルで解説されているのですが,
東南アジアのモスクは「ザ・モスク」というようなタマネギ型のドームを作らず,
ピラミッド型の屋根とするのが常であると書いてあり驚きました.
確かにマスジッド・ネガラもタマネギ型のドームがなくてなんでだろうかと考えていたので,謎が解決しました.
また,中央アジアや中東でも場所によっては高い塔を何本立てるかといった点や,モスク内の庭のようなスペースを
広く取るか否かといったような点など,それぞれの地域で差異があるようです.
また,中国のモスクはどう見ても仏教寺院でしたし,タージ・マハルのような建物だけがモスクではないのだと知りました.*3
そのほかにも装飾が施された武器やコーラン,寺院のタイルなどなどの展示がありました.
個人的にはコーランを実際に読誦している動画が流れているコーナーが印象的でした.
マスジッド・ネガラで貰った冊子には「信仰の一体性を保証するためにコーランは必ずアラビア語で覚える」
と書いてありましたが,実際に読誦している動画を見ると,音程をつけて読誦していたので,
そういう事情もあり翻訳しないというかできないのではないかと思いました.*4
もっとゆっくりと見ていたかったのですが,時間もなかったので40分程度で撤退.無念!
またマレーシアに行く機会があれば必ずや再訪したいと思っています.
初日にもう二度と来るか!と思っていたのが嘘のようです.*5
若干の不完全燃焼感を伴いつつも,ホテルへ戻りチェックアウトしました.
パサー・セニ駅から電車に乗車し,KLセントラル駅でKLIAエクスプレスに乗り換え.
行きと同じく30分程度で到着.
KLIA2で荷物を預け,お昼ご飯を食べました.
ここでも鶏飯.美味しいですからね.
チリソースをかけつつ食べるとまた味がちょっと変わっていいですね.
このサラダもシャキシャキのもやしに胡椒の香りと甘酸っぱいタレが上手く合わさってなかなか日本人好みの味でした.
お昼ごはんを食べ,出国した後,できるだけ手持ちのマレーシア・リンギットを減らすために
免税店で少し買い物.
その後搭乗.
さすがに疲れていたのか,離陸前に爆睡していたようで,
気がついたら空の上でした.*6
起きてみたら離陸から2時間弱が経過していて,
私の隣の方は携帯品申告書を書いていました.
AirAsiaのクアラルンプール-羽田便は3-3-3という席配置で,
私は真ん中の3席の右の通路側でした.
お隣の方はフィリピンはセブ島からの帰国,
さらに隣の方はシンガポールからの帰国とのことでした.
真ん中に座っていたフィリピン帰りのおじさんが大変フレンドリーで,
セブ島の写真等を見せていただきました.
旅行好きの友人と一緒に回っていたとのことでした.
ちょっと英語が苦手な様子だったので,
ビールを買おうとしている時にちょっと仲介したりしました.
AirAsiaは機内食や飲み物は全て有料なので,購入することになるのですが,
この際には各国の通貨が使えるのですがお釣りは全てマレーシア・リンギットで返ってくるのです.
硬貨は使えないので1000円札を出してビールを買うわけですが,
お釣りがそこそこ返ってくるんですね.
結構写真を見せ合い仲良くなっていたこともあり,
「こんな端数のリンギット持っててもしょうがないからラーメン食おう!」
と言われ,なぜか帰りの飛行機でトムヤムラーメンをおごってもらうことに.
飛行機を降りてから食べればいいやと思っていたのですが,
ありがたくごちそうになりました.
その後また少し談笑し就寝.
到着1時間半前程度にまた起きましたが,
ここでもまた談笑していたので退屈しませんでした.
飛行機は結局予定より約10分早く,22時20分に羽田空港へ到着.
おじさんにラーメンのお礼を言い入国,荷物受け取りへ.*7
結構待たされましたが11時前くらいには空港を出ることが出来ました.
電車で帰る予定でしたが両親が迎えに来てくれており,車で自宅へ.
12時頃無事に帰宅しました.
さいごに
今回の旅行では,タイで元留学生の友人,高校の同期に会い,
マレーシアでは昨年お世話になった先生方にお会いすることができました.
また,空港で救いの手を差し伸べてくださった方もいました.
様々な方に心配をおかけしながらも無事旅行を終えることが出来たことを
感謝しつつ,今回の東南アジア紀行の連載記事を終えたいと思います.
最後までご覧頂いた方,ありがとうございました!