ついに

ニコ動がついにJASRAC包括契約したそうで。
DTM'erにはそこそこ朗報かな。
これからはJASRAC管理楽曲も合法的に打ち込みや生演奏の曲をあげられます。
各所で言われているとおり注意したいのは今回の契約は「著作権」のみなので、
レコード会社などの持っている「原盤権(CDを発売する権利、とでも言いましょうか)」は
今回の契約内容には入っていないので、
CDをリミックス(MAD作成)はまだNGということになります。
さらに同一性保持権の問題もあります。
同一性保持権、わかりやすく言えば某歌手Mさんが「お○く○さん」で作詞者の某K先生ともめたときの根拠になる権利です(笑)
つまり、著作権者は曲を勝手に改変(アレンジ等々)されない権利を持っているといった感じです。
この関係があるので、アレンジなどはまずいと言うことになるでしょう。
先日紹介したMy SoundなんかだとYMOの曲を見る限りはかなりアレンジVer.が
あがっていたりしますが、これは元々YMO自身がかなりアレンジをしている
(ライヴは1日ごとに違うアレンジなんて事もあったそうです)
ので、特殊な状況かもしれません。
実際にさっきの歌手Mさんの例以外にも、
大地讃頌」のジャズアレンジが発売中止になった例など、
少なからず同一性保持権が問題になったこともあります。
とまぁ、いろいろありますが、
個人的には70's〜80's以降のJ-POPは
異様にかけ離れたアレンジでもない限り
文句を言われない気がします。
(注:この発言に法的根拠は全くないです。)
まぁいまいち不便かもしれませんが、
DTM'er的に言えば公開の場所が増えた事は喜ばしいかな、と思ったり。